脳脊髄液減少症の日記

主に闘病記、時々趣味。脳脊髄液減少症、線維筋痛症、慢性疲労症候群について

線維筋痛症と脳脊髄液減少症の関係性

https://www.healthline.com/health-news/can-an-infection-or-injury-trigger-fibromyalgia-043015#5

f:id:osarunosippo:20171102002423p:image

興味深い記事を見つけたので載せます。

線維筋痛症の約80%が、身体的外傷physical trauma を契機に発症。」

その約80%の内容が

「過労(直訳では過度の努力)、首の怪我、外科手術、出産、交通事故」

 

脳脊髄液減少症と診断がついた方はお気づきかもしれませんが、これらはよく脳脊髄液減少症の発症要因に挙げられるきっかけです。

 

具体的には、

過労による髄液生産不良、、

交通事故での頸部外傷、首を怪我する等、いわゆるむち打ちと言われているものが実は髄液漏れであったり、、

手術や無痛分娩に用いる硬膜外麻酔や硬膜内麻酔によって硬膜を穿刺することで髄液が漏れる、、

出産自体の腹圧や衝撃で髄液が漏れる、、

 

等。。

 

「交通事故のむち打ちを契機とする脳脊髄液減少症は、海外ではほとんど無く、日本特有のもの」と言われていた理由の一部が垣間見えた気がします。

初めは、やはり日本人特有の骨格の問題で漏れやすいのか?と思っていましたが、それだけでは無さそうです。

 

恐らく、海外では外傷性の脳脊髄液減少症が殆ど存在しないからでは無く、脳脊髄液減少症から生じる多彩な症状、特に疼痛関係は線維筋痛症と診断される率が高いためではないでしょうか?

 

もちろん、身体的外傷を契機とする線維筋痛症の存在を否定するわけでは無く、少なからずその中には脳脊髄液減少症患者が紛れ込んでいると思います。

 

脳脊髄液減少症の症状は本当に多彩で、よく言われる起立性頭痛、吐き気やめまいのないケースも多くあります。

僕も首〜全身痛が主訴だったので、まさか起立性頭痛が無いのに脳脊髄液減少症だとは初めは思ってもみませんでした。

たまたま調べた情報に、起立性頭痛が一切無いケースもあると知って病名に辿り着きました。