脳脊髄液減少症の日記

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脳脊髄液減少症、特殊なたんぱく質?

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福島医大、難病の「目印」発見 脳脊髄液減少症の診断に希望

福島民友新聞 7月13日(水)15時5分配信
 福島医大の橋本康弘副学長(生化学講座)と斎藤清付属病院長(脳神経外科学講座)らの研究グループは12日までに、難病の脳脊髄液減少症の診断につながる“目印“となる特殊なたんぱく質を発見したと発表した。病気の早期発見や診断精度の向上につながると期待される。

 脳脊髄液減少症は脳を包む脳脊髄液が減り、頭痛やめまい、耳鳴りなどの症状を引き起こす病気。明確な症状がないことから一般的に診断が難しいとされている。これまでは磁気共鳴画像装置(MRI)やコンピューター断層撮影装置(CT)などに加え、放射性同位体などを使った診断が一般的だった。

 橋本副学長らの研究グループは、脳でのみつくられる特殊な型を持ったたんぱく質に着目。脳脊髄液を採取し、このたんぱく質を測定することで脳脊髄液の漏えいが高い精度で判別できる。この研究は、同日までに日本医療研究開発機構の補助事業にも採択された。

 課題はたんぱく質の測定に要する時間で、グループによると熟練した研究者でも2日程度かかるとされる。今後は測定機器の開発に取り組む予定で、橋本副学長は「測定機器が完成すれば早期診断や診断精度の向上につながる。また、同様に脳脊髄液の漏えいが起きたむち打ち症の診断にも活用できる」としている。
福島民友新聞